もふもふの人生

人生は捨てたもんじゃない

もふもふの映画日記

マイ・インターン

■ストーリー概要
舞台はニューヨーク。
定年退職後に趣味を見つけながらも手持ち無沙汰な時間を過ごす暮らす『ベン』だったが、社会との繋がりが無くなったことで心にぽっかりと穴が空いてしまっていた。
『ベン』は買い物の帰り道に偶然とある企業の張り紙を見つける。
ネット販売を行うアパレル会社が、福祉事業の一環としてシニアインターンの雇用を進めており『ベン』が応募・採用されることになる。

そんな会社の経営者としても、一児の母としても充実した日々を送る『ジュールス』
彼女のもとに配属される『ベン』

最初は歳の離れた『ベン』にイラつく場面があった『ジュールス』も、『ベン』の人柄や仕事ぶり・的確なアドバイスなどにより徐々に信頼を置くようになる。
充実した日々を送っていた『ジュールス』だったが、仕事・プライベートの両方で危機を迎える。


■レビュー
お互いを尊重し合い、世代・性別を超えた友情を見事に描いた作品です。

ロバート・デ・ニーロ演じる『ベン』の周囲への配慮や言葉の選び方は年齢を重ねた紳士の振る舞いでした。
若い人たちが周りに多い中、人生経験があるからといって変にプライドが高い訳でもなく、周りから愛される人柄を上手く演じています。
歳を取っても世の中の役に立ちたいという前向きな考え方は学ばさられるものがありました。

アン・ハサウェイ演じる『ジュールス』は、若くして会社を立ち上げ急成長させた言わばやり手のキャリアウーマンという立場で役柄もピッタリでした。

弱みを見せるようなタイプではない『ジュールス』が徐々に『ベン』に心を開き、仕事やプライベートの悩みを打ち明けていく姿は、年代や性別を超えて友情というものが生まれるのだなと感じ心が温まりました。

 

仕事・地位・名誉・金・家族、本当に"大事なものは何か"ということを考えさせられます。

ブラックな要素がないため、世代に関係なく楽しめると思います。


2015年の公開当時に私も映画館まで足を運びましたが、
何度でも定期的に観返したくなるような作品です。