もふもふの人生

人生は捨てたもんじゃない

UVERworldのマダラ蝶の歌詞を考察する

 

 

 

 

どうもどうも。

 

突然ですが、UVERworldの曲に「マダラ蝶という素晴らしい名曲があります。

 

2009年に発売された13thシングル『GO-ON』のカップリングに収録された曲です。

 

この曲は女性視点の歌詞になっているんですが、男女問わず失恋した時にこの曲を聴くと病んでいる状態が更に病みます。

でも聴きたくなります。

そしてやっぱり病みます。

そのくらい破壊力があり引きつけられる曲なんです。

 

 

歌詞はこちら

 

◼️マダラ蝶

歌:UVERworld

作詞:TAKUYA∞

作曲:TAKUYA∞

 

いつもと同じ時間に目覚めて
いつもと同じ電車に揺られる
二人で選んだ部屋の灯りは
一人で消して眠りにつく

 

何もかも悪くは無いけど
足かせになる思い出はほどいて

 

私は海を渡るマダラ蝶のように
今以上を求め羽ばたいて行きたい
何も無くしてないと言い聞かせて
アナタに出会う前に戻っただけよ いいわ

 

変わる事の無いものに
美しさなんて見出せない
「カランコロン」空き缶蹴っ飛ばしながら
小学生が横を歩いてく

 

私も子供じゃないんだよ
どんなに想い続けたとしても
叶わない恋もあるということに
気付いた日からは 泣くのも辞めたわ

 

あんなに好きだと言ってたのに
心変わりに全てさらわれて
街のスレ違う人みたいに
何も無かった そんな顔をして


アナタは終わりを告げていったのに
私はそこから動けずに
馬鹿みたいに 強い女に成りすまして
せめて最後は美しくあろうなんて

 

何一つ得るもの無く 失うだけのような
この恋はそんなもののようね
幸せの為に繋いだ二人の手は
離す事でしか幸せをつかめない

 

あんなに好きだと言ってたのに
心変わりに全てさらわれて
「本当に好きだった」とか言わないで
忘れようとしてるじゃん
優しくなんてしないで

 

アナタは全てを見てきたかのように
「永遠なんてこの世に無い」って言うけど
1時間後にこの世が終わったとしても
愛し合った事実は永遠に消えないでしょ?

 

私は海を渡るマダラ蝶のように
全てをかけてアナタのもとに行きたい
「次は、幸せになる」って
おどけて見せるような
強い女になるには
もう少しかかりそうね

 

 

今回は、その「マダラ蝶」の歌詞を冒頭から順番に考察してみようと思います。

 

 

■考察

 

先ず、同棲していたであろう二人が別れ、つらく寂しい日々を過ごしている光景を想像できます。

相手のことを忘れようとして前向きに歩いて行こうと強がる様がうかがえますね。

 

自分自身を必死に変えようとしているけど、まだ未練があり相手のことを忘れられない。

復縁の僅かな可能性にかけて相手を想い続けていたが、現実はそうではないことに気づき諦める決意をしたように感じます。

 

凄く愛し合っていた二人でしたが、別れたキッカケは男性の方の気持ちが冷めたことで突然別れを告げたようです。

男性の別れる決意は強固なもののようでした。

一方女性の方は、内心では凄くショックを受け動揺していたのですが、男性の気持ちを尊重し不本意ながらも受け入れてしまったようです。

 

将来を誓い合い、長い間共に過ごした時間も別れてしまっては何の意味もない。

女性は考え抜いた結果、このまま別れることが一番の幸せ(男性のため)だと自分に言い聞かせていたように思えます。

女性としては一緒に居たい気持ちしかなかったでしょう。

 

別れた後に男性が女性に向けて「本当に好きだった」と言ってしまうのですが、女性にとっては嬉しい言葉である反面、男性のことを忘れようとしているので非常につらい言葉となっています。
そんなことを今更言ってどうなるの?また一緒に居てくれるの?といった感じでしょう。
恐らく男性は素直な気持ちを言葉にして、今まで共に過ごした感謝の気持ちを伝えたかっただけなのでしょうが、女性にとっては残酷な言葉です。

 

あの時、"ずっと一緒に居ようね"って言ったじゃない...という女性の言葉に対し、男性が冷酷に「永遠になんてこの世に無い」と言い放つ光景が見えます。
女性はどうしようもできないと分かっているのに、ついつい男性を困らせてしまう言葉を言ってしまい、絶望感からか少し恨みのような感情が出ているようにも受け取れます。

 

女性としては本当なら男性と一緒に居たい、でも現実はそうではない...

男性のことを忘れるには時間がかかりそうだけど、次に男性と会う時には自分の変わった姿を見せられるように前向きに進もうと頑張っている女性の姿が想像できます。

 

 

 

 

 冒頭の歌詞から順番に考察してきた訳ですが、皆さん如何だったでしょうか?

※あくまで個人が考察した内容なので、皆さんの考えと違う部分もあるかと思います

 

実はこちらの曲中に登場する女性、有名な話ですがTAKUYA∞さんの実のお姉さんだと言われています。

 

メロディー、歌詞共に素晴らしい曲なんですが何度聴いても切ないです。

サビのあんなに好きだと言ってたのに 心変わりに全てさらわれてという部分が心に刺さります。

 

 

 

この曲を今までに聴かれたことがなく、興味を持たれた方は一度聴かれてみてください。

多少なりとも自分に重なる部分があるかと思います。